厚生年金・国民年金の令和5年度収支決算の概要が公表されました
2024/8/2
令和6年8月2日付で厚生労働省より「厚生年金・国民年金の令和5年度収支決算の概要」が別添資料のとおり公表され、歳入(収入)増となりましたのでお知らせいたします。
- 厚生年金保険における令和5年度収支決算の概要
- 歳入(収入)は49兆0,700億円であり、前年度より816億円の減少となりました
- 主なる要因
- 被保険者数の増加及び平均標準報酬月額の上昇等により、保険料収入が1兆 1,119 億 円増加
- 基礎年金勘定への繰入(基礎年金拠出金)の減少等に伴い、一般会計からの受入が1 兆 0,488 億円減少
- 歳出(支出)は 46 兆 7,084 億円であり、前年度より1兆7,544億円の減少となりました
- 主なる要因
- 一人あたり給付費の増加等により、保険給付費が1,970億円増加
- 基礎年金受給者へ基礎年金を確実に支給するために必要と見込まれる金額を繰り入れた結果、基礎年金勘定への繰入(基礎年金拠出金)が1兆0,510億円減少
- 令和5年度決算における歳入歳出差(収支残)は2兆3,616億円のプラスとなり、前年度より1兆6,728億円の歳入(収入)増となりました
- 国民年金における令和5年度収支決算の概要
- 歳入(収入)は3兆7,410億円であり、前年度より942億円の減少となりました
- 主なる要因
- 被保険者数の減少等により、保険料収入が449億円減少
- 基礎年金勘定への繰入(基礎年金拠出金)の減少等に伴い、一般会計からの受入が817億円減少
- 年金積立金管理運用独立行政法人納付金が600億円増加
- 歳出(支出)は3兆5,032億円であり、前年度より2,245億円の減少となりました
- 主なる要因
- 年金受給者数の減少等により、国民年金給付費が400億円減少
- 基礎年金受給者へ基礎年金を確実に支給するために必要と見込まれる金額を繰り入れた結果、基礎年金勘定への繰入(基礎年金拠出金)が1,835億円減
- 令和5年度決算における歳入歳出差(収支残)は2,377億円のプラスとなり、前年度より1,302億円の歳入(収入)増となりました
- 厚生年金・国民年金における決算終了後の年金資産積立金残高
- 令和5年度収支決算結果、決算決了後の厚生年金と国民年金を合わせた年金資産積立金残高は時価ベースで令和4年度より47兆5,740億円多い255 兆5,650億円になりました。
なお、詳細については下記をクリックしてご覧ください
厚生年金・国民年金の令和5年度収支決算の概要 (PDF)